今週のノートルダム(9/15- ) vol.1「1年生 大茶会」
登録日:2014年9月18日/更新日:2014年9月19日
9月17日、1年生の学習発表会「大茶会」が講堂で開かれました。今年の大茶会のテーマは「にこにこ」です。それぞれ、お家の方をお客様としてお招きし、おもてなししました。
本校の総合的な学習は、6年間を通して、「感謝」「命」「平和」「生きる」などをテーマに学びます。
1年生は総合的な学習の時間に学んだ礼法をいかし、家族―おばあさん、おじいさん、お母さん、お父さん―をお客様としてお迎えしたこの大茶会で、笑顔のおもてなしで自分達の感謝の気持ちを表現しました。
会場では、未生流笹岡 家元 笹岡隆甫先生のご指導のもと、華道クラブの子ども達がいけたいけばなが壇上に飾られています。
また1年生の子ども達がこの日のために心をこめて用意した作品―自分で染めたざぶとんカバー、絵を描いたうちわ、紙皿で作った「えがおのまほう」の詩、セロハンで作ったステンドグラス―が華やかにお客様をお迎えしました。
学校長のあいさつで大茶会が始まりました。この日のために本校音楽科 寺下教諭が作詞作曲した「にこにこチャチャチャ」を歌い、「えがおのまほう」の群読を行いました。今までどのような学習をして、今日のおもてなしができるようになったのか子ども達が発表しました。
子ども達がお菓子を運んで入場します。御菓名は「にこにこ」、京菓子の「老松」様の方々に教えていただいて、前日に一人ひとりがお客さまのために作りました。本人が作ったお菓子を確かめながら子ども達に手渡してくださっているのは、茶道サークルのお母様方です。菓子盆を注意深くまっすぐに持って、子ども達はお客様にお出ししました。
子ども達がお客様をおもてなししている間にも、ついたての裏側では茶道サークルのお母様方が忙しく立ち働いてくださっていました。一人ひとりが絵付けをしたお茶碗を間違えないよう本人に手渡してくださり、子ども達がお茶を運び始めました。
子ども達は熱いお茶の入ったお茶碗を注意深く運び、お客様にお出ししました。茶せんを持ってお茶を点てます。
子ども達が絵付けをしたお茶碗をお客様が愛でてくださり、お話もはずみました。
子ども達はまた舞台に戻り、感謝をこめて、えがおをテーマに群読を行いました。
最後は歌を贈りました。本校音楽科 寺下教諭が作詞・作曲した「いのちのうふふ」です。「ありがとう、ありがとう、このいのちのリレーを」「ありがとう、ありがとう、生まれてきてよかった」という歌声に涙する方もおられました。
大成功のお茶会と学習発表に拍手をいただきました。お客様を見送った後、お世話になった茶道サークルのお母様方に感謝をこめてあいさつをしました。
笑顔がいっぱいの心温まるひとときを持つことができました。
大茶会の開催と成功を支えてくださった皆様、お越しくださいましたお客様方、本当にありがとうございました。
<前日の準備の様子を一部ご紹介します>
お客様のおもてなしのため、「老松」様にご指導いただいて前日にお菓子を作りました。ご菓名のとおり、お客様の「にこにこ」笑顔を思い浮かべながら、一生懸命取り組みました。
立派ないけばなは、笹岡先生のご指導のもと、華道クラブの子ども達がいけたものです。
御所車をモチーフにした花器に、紅葉の美しいナナカマドをいけて、車輪がまわるように次世代へとつながる命、家族のバトンを表現してくださいました。
登録日:2014年9月18日/更新日:2014年9月19日