今週のノートルダム(2/2- ) vol.2「4,5,6年生 狂言鑑賞会」
登録日:2015年2月 9日/更新日:2015年2月 9日
2月6日、4,5,6年生は狂言を鑑賞しました。
今までにも本校で何度も狂言を上演してくださっている茂山千五郎家の方々が今年も来てくださいました。4,5,6年生が講堂に集まり、鑑賞会に参加しました。
はじめに、狂言とはどのようなものかをお話しくださいました。狂言は今から約650年前の室町時代にできた喜劇です。狂言の話し方や笑い方は、遠くで見ている観客にわかるように大げさに演じるということを教えてくださいました。また、大道具が何もなくても、せりふを聞いて想像しながら見るのだということを教えてくださいました。
いよいよ狂言の始まりです。
「柿山伏(かきやまぶし)」 かけだしの山伏(山で修行する僧)がお腹がすいて柿を無断でとって食べます。それを見た畑主は山伏をこらしめようとしてわざと「あれは烏か」「猿か」と言い、山伏は物まねをしてごまかしますが・・・。
「附子(ぶす)」 主人が留守の間、太郎冠者と次郎冠者は「附子」という毒が入っていると言われた桶が気になってしかたありません。実は、それはおいしい砂糖で、二人は全部食べてしまいました。その言い訳のためにわざと主人の大事なものをこわして、「附子」を食べたが死に切れなかったと泣きながら主人に報告をします・・・。
子ども達は狂言のおもしろさにふれることができ、 二つの演目を笑いながら楽しんで鑑賞しました。
最後に質問を受け付けてくださり、たくさん手があがりました。どの質問にも丁寧に答えてくださいましたが、「どのくらい狂言の練習をしますか」という質問に対して、「練習は子どもの頃から、少しずつであっても毎日続けてきました」と答えてくださったことが印象的でした。
伝統文化に親しむことができた、楽しいひとときでした。
登録日:2015年2月 9日/更新日:2015年2月 9日