登録日：2014年5月15日／更新日：2014年5月15日

  今日は葵祭なので、「雨よ降るな。斎王代の太田さん、がんばれ」というメッセージを書こうかな、と思っていた矢先、とってもうれしいことが起きたので、それを紹介します。

　２時間目、校長室をノックする音がし、すりガラスのスリット越しに小さな人影がちらりと見えました。でも、どうしたのか、さっと姿は消えてしまいました。ドアを開けて廊下に目をやると、少し離れたところにふたりの子が立っていました。
　「あ、学校探検か」と思って、「おいで、入っていいよ」と言い、1年と２年がパートナーになっての学校探検ペアを校長室に電気をつけて招き入れました。実は、入り口付近の明かりは節電のため、いつも消しているのです。それで、ノックはしたものの、スリット越しに中が暗いから私はいないと思って別なところへ行こうとしたのでしょう。
　それからは、あかりを全部、つけてドアを開け放しておきました。そうしたら、来るわ来るわ。可愛い「学校兄弟・姉妹」の連続訪問です。いやあ、校長室に子どもがいる光景はいいものです。他府県の小学校で、校長先生がいつも校長室のドアを開けっ放しにしている例を思い出しました。千客万来大歓迎です。

　みんなしげしげと部屋の中を眺め渡しています。
　「広いなあ」という声も聞こえます。（私の独り言：「教室に比べて人口密度が小さいから広く思えるんだろうねえ」）
　「ホテルみたいだなあ」（「そうでもないよ。新しいことは新しいけど、まだ、絵画とかは掛けていないし、殺風景なほどです」
　今度はこっちから聞いてみました。
　「部屋の中はきれいですか」　
　これには、「はい、きれいです」の答え。
　はい、それはそうなんです。先生方に校内美化の徹底を言っている私が部屋の中をだらしなくしてはいけないのです。

登録日：2014年5月15日／更新日：2014年5月15日