2月20日(金) 跳び箱キライ!!
登録日:2015年2月20日/更新日:2015年2月20日
2年生では体育の時間、跳び箱を練習しています。やはり得意不得意があって、はじめから上手に跳べる子もいれば何度練習しても
跳べない子もいます。先日の体育の授業の終わりにある女の子が「私、跳び箱きらい。もっと大縄して」と伝えてきました。確かにその子は何度挑戦しても上手く跳べずにいて、色々手助けや声かけをしてみましたが上手くいきませんでした。
「じゃあ、明日の体育は跳び箱じゃなくて、みんなが好きな大縄にしようか?」といたずらっぽくその子に聞くと「跳び箱でイイ!!」と怒ったように答えてその場を去って行きました。
子どもに「嫌い」と言われてだまっていては、自分の中では「恥」です。教師魂に火がつきました!!次の日の体育の時間に跳び箱を跳ぶ力をつけさせて、「楽しかった!」と言わせてみせると心の中で誓いました。自分の授業を何度も見直しました。授業内容も苦手な子でも跳び箱が跳べるステップをしっかり踏みつつ楽しくできる内容を考えました。
そして次の日、その女の子は授業の最後には見事に跳び箱を跳ぶことができるようになりました。できた時は思わずその子とハイタッチをしてしまいました。
そして何より嬉しかったのは大縄より跳び箱にハマって跳び続けている姿を見せてくれたことです。
詳しい内容は書きませんが「失敗を楽しく!」をテーマに授業をつくった成果だと思います。今回はたまたま1回の授業で子どもの成長を確認することができましたが、普段は何回何十回と根気よく授業をして子どもたちの成長を確認しています。
授業をしていて子どもから「キライ」と言われてしまうのは先生にとってその授業は「失敗」なのかもしれません。子どもたちにとって「失敗」することは「キライ」につながるのかもしれません。でも頑張っていたら「失敗」のない日常なんてありません。
「失敗=キライ」のリスクは日々の日常で頑張れば頑張るほど、遭遇するものです。
子どもたちにとって頑張る機会が多ければ多いほど子どもは成長します。でもその分失敗する機会も・・・
『失敗をどう活かせるか!』『失敗を楽しく!』など子どもたちの「失敗=キライ」を打ち破る授業をこれからも考えていきたいです。
2年副担 上林 護
登録日:2015年2月20日/更新日:2015年2月20日