2月16日(月) 大縄大会に向けて
登録日:2015年2月16日/更新日:2015年2月17日
「2月は逃げる」という言葉通りもう2月が始まり、2週間が過ぎようとしています。
子どもたちはあと約1カ月で、卒業ないしは進級をすることになります。
最近の子どもたちはというと最後のスポーツフェスティバルである大縄大会に向けて全力投球です。私が担任をしている17組は12月から練習を開始しています。「17組は取り掛かりが早いね」と多くの先生方に声をかけられて、うれしかった反面、逆に本番が近付くにつれて息切れするのではないかという心配が非常にありました。
そして、年が明けて子どもたちの様子をみていると、心配は的中します。自分たちで設定した練習日になっても、なかなか外にでるのを渋っている子が数名出てきていました。「早く外にいって練習をしよう」と促し、外にでるものの前後でおしゃべりをしたり、ふざけてとんでみたりで連続100回も続きません。
私はどう対応しようかものすごく悩みました。最初はあれやこれやと言葉をかけていましたが、なかなか子どもたちの心には届きません。でも、冷静に考えてみるとわかるような気もします。いくら大人が「勉強は大切だからやろうね。」といってもなかなか勉強をしようとは子どもは思わないものです(自分もそんな少年でした・・・・)。子ども達自身が「やろう!」と自発的に思わない限りは行動に変化は起こらないでしょう。
その日から子ども達にはあえて言葉かけを少なくし、見守ることにしました。本番までこのままいってしまう可能性もあるので、大丈夫かという焦りはありましたが、ここは我慢だと感じました。
すると徐々に子どもたちに変化が起こってきました。今までは特活に大縄をするというと「え~」という声も聞こえていたのですが、「大縄をしたい」という声がちらほら出てきました。
そして、ついに子どもたちのパワーが爆発します。2時間目の体育で後半に大縄の練習を始めました。最初は「1」「2」・・と何気なく見ていたのですが、「100」・・・「200」・・・とあれよあれよとこれまでの最高記録を更新。最終的にはリフレッシュタイム最後まで、約25分間一度も引っかかることがありませんでした。
その記録なんと「1529回」
素晴らしい記録です。学校記録かも・・・という話も耳にしました。
改めて子どもたちの底知れぬパワーを見せてもらった気がします。この成功体験が今後の練習に生きていけばいいなと思っています。もちろんまたついついサボってしまう弱さもでることでしょう。でも、それをまた乗り越えてさらにパワーアップして、本番に臨んでほしいです。
5年担任 前田 健太
登録日:2015年2月16日/更新日:2015年2月17日