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NDダイアリー

2月10日(火) もてなしの心...

登録日:2015年2月10日/更新日:2015年2月13日

 本校では、2005年度より食育教育の一環として、礼法で学んでいる茶道の茶事に準ずる茶懐石に触れる機会を設け、「食礼」と命名して実施しています。食事のマナーや心遣いに触れ、素材の味を生かした料理を味わい食事を楽しみ、日々の食事と比較し食への関心を高めることを目的としています。この授業では、懐石膳の一部であるお吸い物をだしを取るところから調理し、専門家の作った料理とコラボレーションさせて、味を比較したり作り手の心遣いも体験的に学ぶことで、和食への興味や関心を高めることもねらいとしています。

 2月4日~10日にかけて、5年生の子どもたちはこの授業に臨みました。
 昨年度までは、調理実習は教員、和食のいただき方やお料理の解説を「たん熊北店」の栗栖正博先生にお願いしていましたが、今回は出汁をとるところから栗栖先生からご指導を受けることとなりました。昆布だけの出汁、鰹と昆布の出汁、お吸い物の三種類を香りや色、味わいを比較し、水との違いや「うまみ」を感じ取りました。また、お吸い物の椀種にする、金時人参の「ねじり梅」、結びみつばは、全員が担当し、悪戦苦闘しながらも完成させていきました。お家でねじり梅を練習していた児童もいました。
 会食の折は、まずご飯を一口、お吸い物をじっくりと味わいました。お店の方が作って下さった二段重を開けた瞬間、子どもたちの驚きと感動は、静かに波が打ち寄せるようでした。
 今回の食礼の体験で、和食の作り方を実習し、マナーだけでなく伝統食としての茶懐石に込められた思いや願いに少し触れることができたようです。子どもたちの感想の中には、「料理人の方が、3㎝の立方体より大きいものはやわらかくしてある、と聞いてお客さんにとても気遣っているな、と思いました。」「料理を作って下さった方の愛情が感じられました。」「料理を作ってくれる人の大変さを感じました。和食は日本を代表するもの。大切にしていきたいです。人の気持ちをよく考え、私たちが食べるために命をくれた全てのものに感謝することを忘れないでいたいです。」といったものもありました。
 今回も出汁を取った後の鰹節と昆布は、放課後に「ふりかけ」と「佃煮」にしました。また、金時人参のあまりは、調理実習中に子どもたちが煮物にして、出汁をじっくり含ませました。食礼授業の翌日以降、鰹節のふりかけや昆布の佃煮とともにおいしくいただいています。この学習が、「相手のことを思いやり、細やかに気配りをすることの大切さ」「もてなし」とは何か、深く考えるきっかけの一つになってくれると嬉しく思います。

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5年生副担任 稲森 真弓

登録日:2015年2月10日/更新日:2015年2月13日

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