登録日：2015年1月 8日／更新日：2015年1月 8日

昨年末、帰省した時に、父にあるビデオを見せられました。

そこには、ビデオカメラを向けられてもニコリともせず、一言も発しない無表情の青年が

映っていました。食の大地といわれる北海道でラーメンを食べても、ジンギスカンを食べても、

パフェを食べても、表情ひとつ変えることはありません。向かいに座っている祖父母が

その青年に話しかけますが、殆ど反応しません。何の面白味もない映像が、場面を変えながら

その後も数十分続きました。

 

その青年は今、「先生」などと言われて毎日を過ごしています。何とも言えない気分です。

両親がこれまで我慢強く待ってくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今年はより一層気持ちにゆとりをもって、日々、子どもたちと関わり、『待つ』ことも大切に

しながら彼らと共に心を実らせていきたい、そう強く願う2015年の幕開けとなりました。

 

６年生担任　髙野北斗

登録日：2015年1月 8日／更新日：2015年1月 8日