12月2日(火) 祈りの空間
登録日:2014年12月 2日/更新日:2014年12月 2日
去る11月26日、亡くなられた方々を偲ぶ「死者のためのミサ」が本校の講堂で行われました。故人となった私たちの肉親や関係者のことを思い起こしながら、亡くなられた方々の天国での永遠の安息を祈るとともに、現世の私たちのために神様へのとりなしを願い、私たちを見守ってくださるようにお祈りをしました。それは、キリスト教的な考え方として死が人生の終わりではなく、天国の門に入った新たな人生の始まりであると捉え、私たちが生者と生者との間だけでなく天国に生きる死者との間にも祈りを通して関わりと連帯を保ち続けようとするための祈りです。
この日、講堂は祈りの空間となり、そこで手を合わせて真剣にお祈りをし、美しい声で聖歌を歌う子どもたちの純粋な姿にとても感動しました。
さて、今日12月2日、本校創立60周年記念全校音楽会がおこなわれました。どの学年も、日頃の練習の成果を十二分に発揮し、京都コンサートホール大ホールにはとても素晴らしい歌声や合奏が響きわたりました。そして、最後の全体合唱での「めぐみあふれる」の歌では、会場全体が本当に一体となって祈りの心に満ちた優しい歌声に包まれ、コンサートホールが瞬間、祈りの空間となった気がしました。
待降節を迎えた今、学校全体が祈りの空間として子どもたちを包み、そこにはクリスマスを迎える子どもたちの喜びと祈りに満ちた明るい歌声が響きます。なんだかわくわくしてきました。
6年生副担任・音楽科 寺下 徹
登録日:2014年12月 2日/更新日:2014年12月 2日