12月1日(月) もち米
登録日:2014年12月 1日/更新日:2014年12月 1日
12月に入り、いよいよ年の瀬の雰囲気が街中にも、ご家庭にも本格的に感じられるようになってきたのではないかと思います。
お正月の準備の一つとして大切なものに、おもちつきがあります。
私の実家では、毎年12月30日の朝におもちをつき、家族総出でお正月用の丸もちと、鏡もちを用意し、その日のうちに親戚に配るという習わしを続けています。
子ども心に、冬の寒い朝に起こされ、寝ぼけたまま沢山のおもちを丸めるという作業は、少しわずらわしい気持ちもありました。それでも、つきたてのおもちを食べることができるうれしさには、その気持ちもかないませんでした。
4年生の子どもたちは、今年の12月18日のもちつき会に使われるもち米を10月に刈り取り、今は精米のために準備を進めています。脱穀する際にもち米の中に混ざってしまった短い稲わらや小石を取り除き、精米機にひっかかってしまわないように、手で1つ1つ取る作業をしています。
なかなか終わりが見えない作業の中、「大変だなあ」とか「目がつかれた」などという声が聞こえてくる時もありますが、「さとうしょうゆ味がいいな」とか「うぐいすきなこ味もおいしい」、また「のりも巻きたい」「大きいタッパーにいっぱい入れて持って帰りたい」など、目の前におもちがあるかのような想像をふくらませています。
これから、精米、お米とぎなど、おもちつき会当日に向けてますます準備を進めていきます。
1粒1粒のもち米がおもちになることを想像しながら、大切に大切に作業を重ねてきたもち米が、どんなに美味しいおもちになるのか、おもちつき会が楽しみです。
4年生担任 前田千恵
登録日:2014年12月 1日/更新日:2014年12月 1日