登録日：2014年5月14日／更新日：2014年5月14日

　自己紹介をする機会というのは、大人になっても意外とあるものです。特に、この先生というお仕事では、毎年出会う新しい子どもたちに自分の事をどう紹介しようか、というのはささやかな悩みです。

　新しく出会う子どもたちは知らないかもしれませんが、以前受け持った子どもたちなら、「秋田先生といえば・・・」と投げかけると子どもたちから「カメ」と答えが返ってくるはずです。そう、私の好きな生き物は、「カメ」なのです。なぜカメが好きなのかというと、子どものころからカメを飼っていて愛着があるから・・・なのですが、つぶらな瞳、何かを考えていそうな顔、そしてマイペースな生き方が、なんともかわいらしく、ずっと見ていたい気持ちにもなります。

　さて、今年担任をもっている６年生の子どもたちは、２年生の時に一度担任をしたことのある学年です。とはいえ、３年間の空白は大きく、やんちゃだった〇〇くんは今や落ち着いたリーダー格になり、少しおこりんぼうだった〇〇ちゃんも１年生のパートナーに笑顔で話しかけている・・・この３年間、多くの仲間と助け合い、学びあいながら、そして何より、ご家庭であたたかく見守られながら、たくさんの先生たちからの導きによってぐんと大人に近づいたなあと、感心しきりの毎日を送っています。

　６年生の国語教室開き・・・自己紹介をする前に、「秋田先生ってどんな先生？」と聞いてみると、どのクラスでも一番に返ってきた答えは「カメが好きです。」でした。３年間の空白があったとしても、秋田先生といえばカメというイメージは、消えなかったようですね。

　子どもたちは、カメを見つけては報告に来、カメのグッズが私のもとに届きます。そしてどうやら、スポーツフェスティバルのクラス旗にもカメをデザインに入れてくれたようで、本当にうれしいです。のんびり、ゆっくりですが、確実に目標に向かって歩んでいくカメのように、２１組の子どもたちも、ゆっくり、でも確実に成長をとげてほしいと願っています。

６年担任　　秋田　幸絵

登録日：2014年5月14日／更新日：2014年5月14日