11月14日(金) 5年生・最終山の家学習
登録日:2014年11月14日/更新日:2014年11月14日
先日、11月5日、今年度最後の山の家学習にいってきました。
テーマは「古代人に思いをはせて~火おこし~」です。
使うものは、「火口」・「火打ち石」・「火打ち金」、あとは、ブロック、新聞紙、稲わら、山の家周辺にある小枝など。やり方も自分で調べてきてはいますが、もちろん、全員初体験です。
子ども達は、やる気満々で、活動をスタートしました。
「わあ!火花出た!」と、はじめは喜んでいましたが、その火花が火口に落ちて、うっすらと燃え広がるところまでいきません。グループのメンバーが交代で、我こそは!とチャレンジしますが、なかなか...。意気込みが、だんだんとあきらめに変わりつつあるころ、一つのグループから、もくもくと煙があがりました。
「あっ!」色めき立って、新聞紙をちぎったり、まるめたりして入れ、小枝や割り箸を入れ、うちわであおぎ...、とメンバーがそれぞれ忙しく動きました。
ですが...残念。火は消えてしまいました。
でも、「本当にこれで火は生まれるのか?」と疑心暗鬼になっていた子達の心に「本当にやれるのだ」という思いで、再び火がつき、スタート時点のやる気が、よみがえりました。
2時間あまりの悪戦苦闘後。最終的に、3グループが完全に自力で火おこしに成功し、残りの半数は、少しの補助で成功。最終的におこせなかったグループには、こちらで用意した、いこった炭を配りました。
自力で成功できなかったグループは、正直、残念そうでしたが、自分達で用意した、おもちや、干物類、スライスした芋やきのこなどを焼いて食べる頃には悔しさはすっかり消えていました。「まだ固いやん!」「このままで美味しい。」「最高!」ワイワイ言いながら、楽しく焼いて、美味しく頂きました。いくつかのグループから、「先生もどうぞ。」とお裾分けを頂きました。
大人でも、上記の道具類だけで火おこしするのは、一苦労です。(当日、私達教員グループも、本気で火おこしに取り組み、一番に火がつき、面目を保ちました。)子ども達の頑張りに心からの拍手です。「苦労した分、美味しかった」という感想が多かったのも、嬉しい学びの一つです。5年生最後の山の家学習も良い思い出の一つとなりました。
5年生担任・田島 美穂
登録日:2014年11月14日/更新日:2014年11月14日