校長ブログ 6月7日(金) 大村はま先生
登録日:2013年6月 7日/更新日:2013年6月 7日
大村はま先生を知らないという小学校教師はまずいないでしょう。
2005年に99歳で亡くなっていますが、わが国の初等教育界を代表する国語教育研究家であるとともに、そのすぐれた教育実践でも歴史に名を刻みました。
先生の講演集『教えるということ』は、私がノートルダムに勤めることになった時、一番にそれを買って読むようにと指示された本です。今、ページをめくると、傍線があちこちに引いてあります。
「子どもにとっては唯一の時間で、再び繰り返すことのできない貴重な時間なんだから、昨日先生になった人でも、十年前からやっている先生と同じようにやってもらわなければならない」
「『研究』をしない先生は『先生』ではないと思います(中略)。なぜかというと、子どもというのは、『身の程知らずに伸びたい人』で、一歩でも前進したくてたまらない、力をつけたくて、希望に燃えている、その塊が子どもなんです。研究している先生は、その子どもたちと同じ世界にいるのです。子どもと同じ世界にいたければ、精神修養なんかじゃとてもだめで、自分が研究し続けていなければなりません」
本校は研究・研修体制強化を謳って2年目を迎えました。今年も「大研」を5回おこないます。来週の木曜日はその初回です。昨日の放課後は、それに向けての研究会が4つのセクションに分かれておこなわれました。
登録日:2013年6月 7日/更新日:2013年6月 7日