校長ブログ 6月4日(火) 枯れ行くときまで
登録日:2013年6月 4日/更新日:2013年6月 4日
けさ、校長室のドアをノックする音がしました。一部がすりガラスなので、ノックの主が低学年の女の子だとすぐわかり、「低学年モード」の応対準備をしてドアを開けました。
「校長先生、これ、どれがいいですか」と差し出されたのは、アジサイ。ふつうの紫のアジサイと「カシワバアジサイ」とを選んで遠慮なくもらいまいた。
「ありがとう」
すごく幸せな気分にさせられました。
6年の英語の授業が終わって昼にもどり、じっと見つめていました。アジサイは郷愁の念をかき立ててくれます。札幌の実家の庭に咲くアジサイを思い出すからです。1日の新聞には「京都へのあこがれ・中央志向」と書きましたが、ふるさとを捨てたわけではありません。
「ようし、今日のブログはこれだ」と思って、その2年生の女の子からもっと情報をもらいに会いに行きました。
「おばあさんが摘んでくれたって言ってたね。おばあさんが校長先生にあげるようにって言ったの」と聞くと、
「ううん、私があげようと思いました。校長室って花がないから」
時々、ドアを開けているので廊下を歩いていて中が目に入るんでしょうね。確かに、花はないのです。外窓がないので、生花は置いたことがありませんでした。陽が当たらないと映えないかなと、そのアジサイも職員室かどこかに移そうと思ってましたが、それを聞いて、この部屋でめでることにしました。枯れ行くときまで大切にしようと思いました。
登録日:2013年6月 4日/更新日:2013年6月 4日