校長ブログ 2月20日(木) JUMP
登録日:2014年2月20日/更新日:2014年2月20日
毎週、木曜日の「おはようノートルダム」は宗教放送が定時番組です。けさの担当の先生は、ソチ五輪のジャンプ競技で銀メダルを取った葛西紀明選手を紹介しました。
それを観ていたら、子どもの頃を思い出しました。
北海道生まれの私は、父親の転勤のため、いくつかの都市で育ちました。その中で一番、長く住んでいたのが小樽です。生まれてから3歳ぐらいまでと、小4から中3までの間を過ごしました。
小学校、中学校ともにジャンプ台がありました。小学校は10~15メートル、中学校は20~30メートル級のサイズでした。冬の体育は、もちろんスキーです。
中学校の冬の体育大会は「スキー大会」でした。距離・回転・滑降そしてジャンプの4種目がありました。卒業前の大会で、クラス選手を決める方法は、基本的に立候補でした。でも、ジャンプには誰も手を挙げません。当たり前です。ジャンプは「飛ぶ」のではなく、「落ちる」のです。北海道弁で言う「おっかない」ジャンプに立候補する者はうちのクラスの男子には誰もいませんでした。でも、クラス対抗の体育大会なので、誰かに決めなくてはなりません。立候補がなければ推薦です。最初に推薦されたら悲劇です。次から次へと「賛成」と声が上がって、その男子に決まってしまうからです。
でも、彼は偉かったです。体育大会の日、休みませんでしたから。そして、「たすけでけれー(助けてくれ)」と叫びながら「飛んで」いました。
当時、ジャンプは男子だけの競技でした。それを考えると、今回のオリンピックで風に恵まれずに涙を呑んだ、高梨沙羅という大本命だった女子選手はグレイトです。
登録日:2014年2月20日/更新日:2014年2月20日