登録日：2013年9月13日／更新日：2013年9月13日

　９月11日は人類にとって忘れてはならない日です。12年前のこの日、アメリカで「世界同時多発テロ事件」が起きました。死者・負傷者はあわせて９千人を超え、アメリカだけでなく、世界中が悲しみに包まれました。そして、その悲しみはそれにとどまりませんでした。アメリカは報復措置として、アフガニスタンとイラクに軍を派遣し、血を血で洗うこととなったからです。
　12年前と言えば、６年生の大半が生まれた年です。しかし、この悲惨なできごとを未来永劫に風化させないために、小学生のうちから世界平和について考え、それを求める態度を養う必要があるのです。

　私は、11日の『おはようノートルダム』で、全校児童に写真を見せながら、テロ事件を紹介し、「平和を求める祈り」をいっしょに唱えました。また、今、緊張状態にあるシリアのことも話し、これ以上、争いが広がらないようにという願いを伝えました。そして、こう続けました。

　「世界平和を祈りながら、君たちがしなくてはならないことは、まず、身の回りの人たちと平和に過ごすことです。家族が平和なのは当たり前。クラスの仲間、同じ学年の仲間そしてパートナー同士。君たちが毎日の生活の中でかかわっている人たちと仲良くし続けることが、世界平和を願いそしてそれを果たす人になるために大切なのです」

登録日：2013年9月13日／更新日：2013年9月13日