7月18日(木) ほほえみの効果
登録日:2013年7月18日/更新日:2013年7月18日
『初期教育は楽しみの形をとらなければ効果が薄い。』教育界ではよく耳にする言葉です。なるほど強制的な教育は、魂に残るような教えにならないような気がします。子どもたちが自分の足でしっかりと立ち、神様の御旨に叶った道を力強く歩み続けるために、心の財産となるような学習体験を積み重ねさせたいものです。
「今週は面談週間。四月からの生活を振り返ると課題もいろいろ。それに、夏休みならではの予定もいっぱいだし・・・。お小言が増えそうね。」
そんな保護者のお声が聞こえてきそうな終業日が迫っている週です。そこで今日ご紹介したいのは、たった5秒で誰にでもでき、準備もいらない秘策『 ほほえみ 』です。時間のない朝でもおだやかな笑顔で子どもを送り出す、学習が終わったらにっこりほほえむ、当然すべきことでもできたら明るくほめて優しく見つめる。保護者の皆様は何かと多忙な世代ですし、心がけないと笑顔も出にくい状況なのかも知れません。でも、皆様の素敵な笑顔は、子どもの心に安心と安らぎ、落ち着きを生み、幸せの度合いや課題を達成しようとする意欲を高める近道なのではないでしょうか。しかられて納得のいかないままに学校にきた子は、友だちともめやすい傾向があります。授業も少々うわの空、せっかく準備した教材も身に付かないことも珍しくありません。逆に心が平和で安定している子は、落ち着いて考えるからでしょうか、学習内容もすんなりと頭にはいりやすく、友だちにの優しさや周りに溢れる恵みに気づきやすくなるように見受けます。"子どもの幸せの重要な部分は、実は周りの大人が握っているのかも・・・"そんな考えがふっとよぎった祇園祭宵山の夕暮れでした。
5年 稲光千賀子
登録日:2013年7月18日/更新日:2013年7月18日