6月10日(月) ゲジゲジ発見?!
登録日:2013年6月10日/更新日:2013年6月10日
先週の土曜日、「山の家キッズサイエンス」がありました。このイベントは就学前の園児とその保護者にノートルダム学院小学校にとって欠くことのできない「自然体験」をする学習の場、『山の家』を体験していただくイベントです。
その山の家に園児とその保護者を案内した時、建物のトイレの方から「キャー!!」という叫び声が・・・。
私は、「むむ、問題発生?」と急いで駆けつけてみると。そこには15cmぐらいはあるゲジゲジ君が駆け回っていました。子どもたちはそれを見て「こわい、こわい」の大騒ぎです。ゲジゲジ君はその見た目から、嫌われ者になってしまいした。
しかし、そんなゲジゲジ君を目をキラキラさせながら捕まえた先生がいました。その先生の名前は菅井啓之先生。京都ノートルダム女子大学の教授であり、自然観察のエキスパートです。
菅井先生はゲジゲジ君をシャーレに入れ、園児たちの前でゲジゲジ君を紹介しました。
「これはゲジゲジです。毒はありません。(噛まれたとしても毒は弱く人体に影響するほどではない。)」「こんな虫と出会える場所はまさに山の家しかありません。」
その瞬間、子どもたちのこわいものを見る目で向けられていたゲジゲジ君への視線が一気に変わりました。
「わたしゲジゲジみてみたい。」「ぼくにも見せて。」「ゲジゲジってよく見ると面白い。」「もっと見せて。」「かわいい。」
菅井先生の一言でゲジゲジ君はみんなの人気者です。その後、子どもたちは山の散策でゲジゲジの仲間を見つけると。「わぁ!」と言って、男の子も女の子も夢中でゲジゲジの仲間を素手で触っていました。
子どもたちが「嫌い」が「好き」なる瞬間。子どもたちが新しいものに触れて、好奇心で心が躍る瞬間。子どもたちが理科という科目を好きになる瞬間。私はこの日、子どもたちの成長する瞬間をたくさん見ることができました。この日の菅井先生の子どもにかける一言はまるでマジックを見ているようです。
子どもたちが成長する瞬間を促す言葉。そんな言葉がけが子どもたちにできる先生や親となりたい。そんな気持ちになった一日でした。
Wikipediaより転載
ちなみに、ゲジゲジとはこんな虫です。
宗教・1年副担任 上林 護
登録日:2013年6月10日/更新日:2013年6月10日