4月30日(火) 哲学する人しない人
登録日:2013年4月30日/更新日:2013年4月30日
私はよく哲学的なことを考え、本を読みます。
周りの人に変わっていると言われますが、私の中ではとても大切な時間です。
今回は、昔私が読み、とても考えさせられたお話を皆様に紹介しようと思います。
旅人がある町を通りかかった時、2人の職人に会いました。
2人とも家を建てるための石を切る、石切り職人だったそうです。
その仕事に興味を持った旅人が、その職人の1人に
「あなたは何をしているのですか」
と尋ねました。
その問いに対して,職人は不愉快そうに
「このいまいましい石を切るために,悪戦苦闘しているのさ」
と答えたそうです。
同じ質問をもう1人の職人に尋ねたところ、もう1人の職人は
「今、私は多くの人々の安らぎの場となる、すばらしい教会を造っているところです」
と笑顔で答えたようです。
同じことをしている2人が、全く違う反応をしたのはなぜでしょうか。
色んな捉え方ができる話だと思いますが、私は目の前の行動だけではなく、
「自分の行動の先に何があるのかを見据えながら行動できているか」
が2人の反応の違いを生んだのではないかと思います。
私も教員として、後者のような人間であり続けたいなと思います。
3年生担任 伊藤直之
(「未来を拓く君たちへ」参考)
登録日:2013年4月30日/更新日:2013年4月30日