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NDダイアリー

4月12日(金) パパさまの接吻

登録日:2013年4月12日/更新日:2013年4月15日

 今年の3月13日よりカトリック教会は新しい教皇さまを迎えました。その名は「教皇フランシスコ」。初代の聖ペトロから数えて266代目。今、全世界のカトリック教会では復活祭を祝っています。イエス・キリストは十字架上でお亡くなりになり、三日目に復活なさいました。亡くなる数日前の聖木曜日には弟子たちの足を洗われ、"私は仕えられるためではなく 仕えるために来た あなた方も同じようにしなさい" と言われます。それからは教会では聖木曜日に、ミサの中でこの洗足式を行うようになりました。

 13世紀の頃にイタリアの貧しい人たちを思い、キリストに倣って簡素に生きた偉大な聖人「フランシスコ」の名前を選ばれた新しい教皇さまは、過日の新聞によれば、ローマの少年刑務所で洗足式をされたというのです。少年たちの足を洗い、タオルで拭き、その足に接吻しておられる写真を見て、私は感動のあまり瞬間息が止まるほどでした。何という大胆な愛深い行為でしょう。私も何度か少年院を訪問したことがあります。暴力・窃盗・強盗、或いはもっと恐ろしい罪で補導された少年たちの心に、普通の人間と同じ血が流れているのを実感し、自分の無力さに打ちひしがれたことを思い出しました。美しい説教よりも、豪華な食事よりも、やさしいことばやあたたかい人間の語りかけが、かたくなな心をやわらげます。教皇フランシシコはそれ以上のものを彼等に与えられたと思いました。

20130412-175654

Wikipediaより転載

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 少年たちの足を洗い、ぬれた足をタオルで包んで拭き、そして足に接吻されたのです。多分、実の親さえもしてくれなかったことを、聖書にある「放蕩息子を抱く父親」のように、教皇は愛をこめて彼等の全存在を受け止められたのだと思います。教皇は"司祭としての務めであり、心から皆さんに奉仕したいのです"とおっしゃいました。

 世界一小さな国「バチカン」での新教皇のなさることに、今、全世界が注目しています。神の祝福を祈ります。

シスターベアトリス田中

登録日:2013年4月12日/更新日:2013年4月15日

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