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3月19日(水) "サマリアの女" 四旬節の実行 ――回心――

登録日:2014年3月19日/更新日:2014年3月20日

"サマリアの女" 
                         四旬節の実行 ――回心――

 もうすぐ4月。四旬節もいよいよクライマックス。皆さんは、四旬節の実行として、今、すすんで良い行いをしようと努力しています。春休みに入りますが、四旬節の実行表に続けて記入してほしいと思います。そして、4月の始業式には、毎日実行して記入したそのカードを、学校に持って来てくださいね。
 今日は、今月の月目標「回心」の説明の時に宗教放送で紹介した「サマリアの井戸」の話について考えてみましょう。「回心」とは、心を回す、と書きます。心を神様のほうへ向けることでしたね。聖書ではこの「回心」のことがどんな風に書かれているでしょうか。
 聖書には、サマリアの井戸のそばでイエスさまに出会った一人の女の人の話が出てきます。みなさんは井戸を見たことがありますか。世界中にはいろいろな井戸があります。この学校にも実は井戸があったのです。中庭に60年以上も前からあった井戸です。中をのぞきましたら、ずっと下の方に水がたまっていて、空が写っていました。

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 もう60年以上も前から、この学校にあったのです。60年前はこのあたりは田んぼや畑でした。この辺りに住んでいた人たちはこの井戸水を使って、田んぼや畑に水をやっておられたのだと思います。
 最初の校長先生シスターユージニアは44件の農家を一軒ずつ回って、畑や田んぼを買い取って、この学校を建てられました。その時以来、井戸は学校の敷地に入っていたのです。
 「祈りの森」や、「緑と水の広場」であった時、この井戸水から水を引いて、小川や池に流れるようにしていただきました。けれども、この新校舎を建てた時に、どうしても、井戸を持ってくることが出来ませんでした。それで、2月の寒い日でしたが、井戸に感謝をこめてお別れの祈りの式をすることになりました。

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 沢山の先生方やシスター達がこの式に出席してくださいました。この祈りの式で、高野教会の小立花神父様が読まれた聖書の箇所は、サマリアの井戸のそばでイエス様に出会って心を入れ替えた女の人のお話でした。
 イエス様の時代はユダヤ人とサマリア人は仲が悪く、ユダヤ人はサマリアの人を見下したり差別したりしていました。その当時イエス様はユダヤとガリラヤの間を何度も行き来されましたが、途中どうしてサマリア地方を通らなければなりません。あるときイエス様は旅に疲れて、この井戸のそばで一休みされました。弟子たちは、お昼の食事でも買いに町に行っていたようです。そこにはイエス様だけしかいませんでした。そこへ一人の女の人が水を汲みにやってきた、というお話です。
 その当時、井戸の水汲みは女の人の仕事でしたし、普通の人は朝の涼しいうちか夕方かのどちらかに水汲みに来ていました。昼の暑い時間帯には誰も井戸水を汲みになど来ないのです。この女の人は正しくない生活、だらしない生活、人に見られたら、恥ずかしいような生活をしていましたので、誰にも会う筈がない昼の時間に、こっそり水を汲みにやって来たのでしょうか。そしたら何とそこには旅に疲れて一休みしておられたイエス様がおられた、というわけです。イエス様は「私に水をのませてください」とおっしゃったので、その女の人はびっくりしました。大体ユダヤ人はサマリア人を見下していましたので、サマリア人に声をかけるというようなことはなかったのです。しかも女の人が特に差別されていた時代ですから、なおさら、この女の人は驚きました。そして話しているうちに、イエス様が、自分の良くない生活のことや何人もの男の人と結婚したことなど、みんな言い当てられたので、びっくりします。イエス様はみんなご存知だったのです。
 しかも、それを厳しく咎めるような言い方をされずに、ただ、正しい生活をするように、今から心を改めるようにと、諭されたのです。サマリアの女は、井戸のそばで休んでいたこの人が救い主イエス様であることを知り、自分のような罪深い者をイエスが大切に心にかけてくださったことに感動し、水を汲む道具をそこにおいて、町に走って行き、イエス様に出会った喜びを人々に伝えました。この女の人は、これまでの悪い生活をあらため、神さまのほうに心を向けて、正しい生活をし、人のためにもすすんでよい行いをするようになりました。イエス様が十字架の上でお亡くなりになるまで、ずっと、そばについて行った女性ではないかと言われています。
 4月20日がイースター(イエス様のご復活)です。四旬節の間、イエス様の十字架の苦しみに合わせて、進んで善い行いをするように励みましょう。今日はサマリアの井戸のそばで、イエス様に出会って回心した女の人の話をしました。

シスターベアトリス 田中範子

 

登録日:2014年3月19日/更新日:2014年3月20日

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