2月6日(木) 柳に雪折れなし
登録日:2014年2月 6日/更新日:2014年2月 6日
今日は、心に残っている氷川清話をご紹介します。
数多くの名言がありますが、「何事においても、すぐに頭にこたえるようではだめ。困難に遭遇すると、ここが肝心と思って一所懸命になるが、実は、それこそが間違いのもと。どのみち困難なんてものは始終あちこちにあるのだから、それがいちいち頭にこたえるようではとてもじゃないがやっていけない。余裕をもって柔軟にかまえることが大切だ。」といった内容の一節が忘れられません。
頭にこたえないためには、忘れることが必要。なるほど、悩み事が常に胸にあり、気がかりでならないようではたまったものではありませんし、心配ばかりしていては気力が失せて、心底疲れてしまいます。その結果、その場その場に応じた適切な行動がとれなくなるのでしょう。そもそも相手あっての事態において、事が起こらない前から考えをめぐらせたところで、はじめに立てた計画通りにいくものではありません。
そこで何より大切なのは、「平生の工夫」や「精神の修養」。
心配事も悩み事もすっかり忘れ、静まりかえった水面のような心持ちにしておきさえすれば、いついかなる事変が襲ってきてもそれに対処する方法は、自然と浮かんでくるし利口な判断が出来るのだと氷川清話は続きます。
そのような境地に達する修行は決してたやすくありませんが、そう言った心がけをもち、事にのぞんで決して不覚をとらないよう、今日も明日も精進して参りたいと思います。
5年担任 稲光千賀子
登録日:2014年2月 6日/更新日:2014年2月 6日