雑木林のなかをよく目を凝らしてみると・・・・・中央に可愛い小鳥が。
 すばしこく動き回る小鳥が、ほんの一瞬だけ動きを止めて、そのかわいらしい表情をみせてくれた瞬間は、子どもたちが、それぞれの輝く個性をきらめかせてくれる瞬間のようでした。

  植物園では、見えないところで沢山の手間がかけられていました。生命力あふれる木々や美しく咲きほころぶ花の影で、花壇の土の手入れ、枯れた花や落ち葉、園内の清掃、そしてたくさんの種類の花や木がそれぞれに最も美しく見えるようなアレンジ。

 

 たくさんのいのちのなかで無心にスケッチをする子どもたちの被っている赤い体操帽子は、まるで小さな花のようでした。そして、その帽子の下には、どんな花もかなわない、とびっきりの笑顔が輝いていました。 美しいいのちのハーモニーのなかで・・・


音楽科 1年生副担任   寺下 徹