5月14日、入学希望者の方々を対象とした公開授業と講演会が行われました。

多くの園児・幼児のみなさんと保護者の方々が6学年24クラスの1、2時間目の授業を参観されました。

授業参観の後、NDホールで京都大学総合博物館准教授 塩瀬隆之先生の講演会が行われました。

はじめに、東日本大震災で被害にあわれた方々に思いをはせ、全員で黙祷しました。

在校生の保護者でもいらっしゃる塩瀬先生は「ハテナからはじまる学びのチカラ育て」と題してご講演くださいました。
ハテナという好奇心を持つことが子どもにとって大切で、「芸術」や「自然」にふれることで、子どもの好奇心が引き出されていくということを例をあげてお話しくださいました。

保護者の方々とともに参加した園児・幼児のみなさんも楽しめる講演会でした。
てあそびの時間があり、両手を組み合わせ、目で見て考えてから動かそうとしても自分の指なのに動かせないという不思議を体験しました。

誰もが“知っている”と言ったシマウマの模様を描くことも親子一緒にやってみました。知っているつもりでいても、いざ描いてみようとすると実はちゃんと知らなかったことに気づかされました。
また、シマウマの写真を見ながらそのしま模様を言葉で説明しようとすると、あらためて、今までは見ているようでちゃんと見ていなかったことに気づきました。

答えがすぐにわからない方がハテナは育つということ、答えの出ない問題と向き合う勇気や わからないことをあきらめないで前に進んでいく力がこれからの時代を生きていく子ども達に必要であること、などたくさんの子育てのヒントがお話の中にありました。“親の役目”や“子どもとの接し方”について考える機会となったのではないでしょうか。
大人はもちろんのこと、小さい子ども達もあきさせない、まさに子育て中の親と子のためのご講演でした。

学校紹介の時間の後、全体会が終了しました。高学年の有志児童が教職員とともにお客様をお見送りしました。

ご来校くださった皆様、ありがとうございました。
次の学校公開はスポーツフェスティバルです。