休み時間、2年生が教室にやってきました。と言っても、ここは6年の部屋です。

彼女たちは、前に受け持った子たちで、今でもこうして来ては、

「『友だちになろう』の握手して!」(ただ、強く握手。ちょっぴり痛いのが、好きなようです。)

「『ハンバーガー』しよう!」(立ったままですが、両手をつないで、間にもう一人子どもをはさんで、ギュッとします。)

「『ちゃんとで・き・ま・す・か?!』して!」(教師が子どもの両腕をつかんで、ギュッとします。本来、注意の一環です。ちょっぴり痛いのが、いいようです。)

・・・などと、せがんできてくれます。

 

6年生は、このようなことはありません。

ただ、総合の調べ学習の時間などで、

「纏う」「斯く」といった漢字を読んだり、意味を示したりしてあげると、

「おお!」(かすかな声ですが)という反応が返ってきます。

パソコンで、Ctrl+C、Shift+Caps Lock、などと、パチパチッと打つと、

「へぇ!」(かそけき声ですが)と、再び。

1年生と6年生-、心のありよう・人との関わりなど、こうも違うのかと、感じながら、一人ひとりに立ち向かっています。

 

最後に、家に帰れば、「ウォー!〇△✕・・・!」と、訳の分からない奇声ながら、喜び出迎えてくれる息子、6か月。

ただ、自分には、泣く理由がさっぱり分からず、ここでもジェネレーションギャップを実感しています。

いみじくも、先輩の先生がおっしゃいました、

「人間ほど、精神的に成長する動物は、内面が変化する生物は、ないんじゃないでしょうかね。」

適応力を試される日々が続きます・・・

 

6年担任 遠藤 克哉