みなさんはイエス様のご復活をお祝いする前に「聖なる三日間」がある事をご存じですか。

 

  教会では、復活をお祝いする前の一週間を「聖週間」とよび、特に最後の木曜日、金曜日、土曜日を「聖なる三日間」と言って、ご復活のすぐ前の出来事を思い出します。聖木曜日には、神父様が何人かの信者の足を洗います。それは、イエス様が弟子たちを愛している印として彼らの足を洗った事を思い起こすためです。その聖木曜日が今日、4月21日 ( ) なのです。

 

イエス様は私たちの罪をあがない、神の国へと導いて下さるために十字架上でお亡くなりになりました。それと共に、この上ない喜びも私たちにあたえてくださいました。その喜びについて、聖書には次のように書かれています。

 

「実を言うと、私が去っていくのはあなた方のためになる。私が去っていかなければ弁護者があなた方の所に来ないからである。私が行けば、弁護者をあなた方の所に送る。その方、すなわち真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。」  (ヨハネ16:7-13)

 

イエス様は私たちに命を下さいました。忍耐する大切さと希望の光も下さいました。その感謝の証として私たちは愛を実行しなければならないと思っています。力でも知識でもなくただ愛することを求め、ささやかな行いの中にイエス様への感謝をお返ししていくのです。広い世界のなかで今、奇跡のように出会えたこの子どもたちに・・・。約千人もの在籍数を誇るこのノートルダム学院小学校では、毎日毎日、限りない出会いがあります。そのすべてを大切にできたら、笑顔で出会えたら、と願わずにはいられません。

 

子どもたちの内にいるキリストに感謝と愛をつたえていきたい、そんな思いを新たにした一日でした。

 

                            6年担任 稲光千賀子