“こうちょうせんせい、ぼく、36ばんだったよ”、“ぼく22ばんだった”
“わたしは・・・・”

 西京極で行われましたマラソン大会の翌日、低学年の教室の横の廊下を歩いていますと、子ども達は大きな声で口々に自分の記録を話してくれるのです。中には“50何番だった”という子もあれば、“2番だった“という子もありました。順位の早かった子どもも遅かった子どもも、みんな満足気でした。
 マラソンは自分との戦いです。それぞれが一生懸命走りましたので、お互いに努力を認め合い、讃え合っている光景は実に美しいものです。数時間のマラソン大会でしたが、いくつもの感動的な場面がありました。いろいろな事情で群れからかなり遅れて走っている子どもを大声で応援している他学年の仲間たち、伴走の先生と一緒に辛うじてゴールした子どもに観客席から惜しみない暖かい拍手を送って下さる保護者の皆さま、ありがとうございました。おかげさまで素晴らしいマラソン大会になりました。

校長 シスターベアトリス田中