カトリック教会では、10月を「ロザリオの月」として、特別にロザリオを使って聖母への祈りをすすめています。

 ロザリオとは、ロザリオの祈りを捧げる際に、祈りの回数を確かめるために使う数珠のような道具のことです。
 ロザリオの祈りは、珠をくりながら唱える聖母マリアへの祈りが、ちょうどバラの花輪を編むようなかたちになるので、聖母にバラの冠を捧げるとも言われる祈りです。
 初めてロザリオを持つ1年生は、宗教の授業で、丁寧にお祈りの仕方や扱い方を学びました。水色やピンクなど、様々な色や形の玉が並んだロザリオを手にした子どもたちは、嬉しくてたまりません。


 10月4日から、朝のロザリオの祈りの集いが始まりました。毎朝、聖堂に祈りたい子どもが集まり、8時から宗教生活委員の先唱によって、ロザリオの祈りをみんなで1連(主の祈り1回、聖母マリアへの祈り10回、栄唱1回)捧げます。
 祈りの前に、子どもたちは「意向」を考えます。誰のために、何のために捧げるかということを心に思うのです。その意向をマリアさまに神様への取り次ぎを願いながら、声を合わせ、心を合わせて祈ります。

 10月のノートルダムは、聖堂から響くロザリオの祈りで1日が始まります。

教頭  原山 稔郎