始業前の朝の10分間に、「朝読書」を本校で実施していることは、ご存知の方も多いと思います。このNDダイアリーでも、度々朝の読書タイムの様子が紹介されました。

 この「朝読書」の時間は、原則、自分の好きな本を読む時間ですが、密かに様々なプログラムも実施されています。今回は、そのプログラムの一部を紹介します。

 まずは、図書委員による、「紙芝居」です。朝の読書タイムに、6年生図書委員が、1年生パートナークラスにて、紙芝居を披露してくれるのです。

 6年生のパートナー達がくると、1年生達は、顔を見るだけでも嬉しいようです。その上、紙芝居をしてくれるのですから、皆、喜びつつ、でも、じっと見つめながら聞きいっています。
 私達が聞いていると、6年生たちも、喜びを感じながら、「ノリノリ」で読み聞かせています。

 

 実は、紙芝居の種類としては、こわい話が多いのですが、それも1年生リクエストによるものです。6年生が、おどろおどろしく読み聞かせてくれるのが、1年生にとっては、何とも嬉しいようです。

 二つ目は、「ストーリーテリング部」による読み聞かせです。このクラブは、本校のクラブ活動の一つで、お話好き、朗読好きの子ども達が集まっています。クラブ員は3年生児童が多いのですが、練習を積んでおり、なかなかの腕前です。お兄さん、お姉さんぶる姿もまたいいものです。これも、1年生たちは、一生懸命聞きます。教師の読み聞かせより、一生懸命聞いているかもしれません。
 

 他にも、保護者サークルの一つ、図書サークル様による読み聞かせなども、実施されています。
こうした、多くの方の支援により、1年生のときに、「本っておもしろい、読書ってたのしい」体験を積んでいきます。同時に、読み聞かせや紙芝居を実施する方も、読みを深めて、様子が伝わるように読もうとする意欲につながっています。また、1年生のじっと聞き入る態度で、達成感も味わっています。

 こうして、ノートルダム学院小学校の朝の読書タイムは、静かに、そして、充実して終わります。今日も、良いスタートが切れそうです。                                   

1年生担任 田島 美穂