朝読書の時間,子どもたちはとても喜んで本を読んでいます。その姿の落ち着いていること,集中していること。素晴らしいです。8時15分から朝読書が始まりますが,それよりも早く読み出している子もいます。クラスでは,登校後まず読書する本を決めて机の上へ置き,遊びに行くよう指導をしてきましたが,そのことがほぼ全員の実力になりつつあるようです。 朝読書の時刻が来れば,クラス全員が自分から進んで本を読み出しています。

 読書は,学力向上と豊かな心を育む上で最も重要な,また最も効果的な学習の一つです。3年生の間に本好きになり,本好きの小学生,本好きの中学生,そして本好きのお父さん,お母さん,本好きのおじいさん,おばあさんになっていってほしいと願います。「生涯読書」です。この点で,各ご家庭が良書を子どもたちに上手に薦め,与えて下さっていることを担任として心からうれしく思い,感謝しております。と同時に,各ご家庭の教育力の大きさ,その確かさに感嘆しております。
 学校と家庭,担任と保護者のみなさまが,子どもたちを育てる上でしっかりと協力し合えるこのノートルダム学院小学校は,数ある小学校の中でも希有の存在ではないかと考えている私は,少々喜びすぎでしょうか。子どもたちは伸びます。子どもたちを伸ばそうとする大人が共汗(共に汗をかく。京都市長さんのよく使われる言葉ですね)すれば,子どもたちは必ず伸びます。

3年生担任  鎌田 裕子