4日後はノートルダム学院小学校の卒業式です。6年生163名の巣立ちの日です。
私には同じように卒業を迎える6年生の息子がいます。彼は「早くしなさいよ」とか「いつまでゲームしてるの」とか小言をいっぱい言われる、まだまだ手のかかる甘えたがりの男の子です。でも、私が小学校で接する6年生の子どもたちは、息子と比べるとずっと年長に見えるし、しっかりしている印象を受けます。

何が違うんだろうと考えると、子どもの学校での姿と家での姿は違うのだと気付いたのです。息子も学校ではがんばって背伸びをして、しっかりと振る舞っているのかも知れないと想像します。また、学校で会う6年生の子どもたちも、おうちではまた違った顔でくつろいだり甘えたりしてるのだと思います。それが本当の子どもの姿です。毎日の学校と家での生活を通して、子どもたちは健やかに成長していくのだと感じます。

もうすぐ卒業する6年生が、時には険しい道であっても、自らの力を信じてあきらめずに元気に歩んでいけるよう、ノートルダム学院小学校の一員として、母として、心から祈るばかりです。少し早いですが、ご卒業おめでとうございます。

養護教諭 達富ふみ