新年に入り、一年生の生活科の時間では、「正月あそび」に取り組んでいます。
家から、めんこや竹とんぼ、だるまおとしやけん玉などを持ってきてもらい、NDホールで遊びました。

なかなか現代っ子にはむずかしい「正月あそび」。
時代の流れは急速で、昔ながらの遊びの形は、ずいぶん様変わりしています。
ひっくり返しためんこをもらうのではなく、バトルで勝ったらカードをもらい、
けん玉の持ち方よりも、こまの握り方よりも、
体験型ゲームのリモコンの扱い方のほうがくわしいようです。

やはり一番難しかったのは、「こままわし」です。
やってみると、ひもの巻き方がけっこう難しいのです。
投げたと同時にひもを引くタイミングはもっと難しいです。

これではクラスの子ども達に教えるのは大変だと、助っ人で、急遽NDホールに来ていただいたのは
指導教員の三笠先生です。
厳しい戦後に幼少時代をすごされたその歴戦の右腕で、お手本を見せてもらいました。
さすがの腕前で、こまはうなるように回りました。

クラスの子ども達も
「ワーーー!」
「すごーい!」
と永遠に回り続けるこまに顔をすりよせ、嬉しそうに眺めていました。
今度はあなたたちの番ですよ、と手取り足取り教えましたが、なかなかやはり難しいです。

現代の遊びのアイテムにうもれがちな「正月あそび」ですが、
その伝統を後世に残すために、みなさまもお子様に教えてあげてください。
こままわしの、そのテクニックを。

1年担任 一柳 丞