10月8日、韓国の水原(スウォン)市にある小花(ソウハ)小学校で、本校との姉妹校協定更新継続調印式がおこなわれました。

 2階席もある講堂兼体育館におよそ700人の全校児童と先生方、そしてPTAの「母親の会」会長様が参加しての調印式となりました。式に先がけて、こちらからの訪問に対する歓迎のための、児童たちによる韓国伝統音楽のすばらしい演奏がありました。

 引続き、両校の校長があいさつをしました。それぞれの主旨をお知らせします。

 小花小校長 シスターマオラ:

 「(児童に向かって)一人っ子の人は手を挙げなさい…一人っ子の人にとっては、この学校でかかわる同級生や同学年、上級生や下級生は、兄弟・家族のような関係ですよね。そうです、皆さんはこの学校へ来たら家族同士なのです。今回、ノートルダムと姉妹校の約束をしたことで、ソウハの家族がもっと増えたのです。そして、国際的な人間になるためには、他の国の文化を理解することはとても大切です。これからの韓国には、そういう多文化社会のリーダーとなる人が必要です。私は、ソウハの子どもにそのリーダーになってほしいです。」

 ノートルダム学院小学校長 行田隆一:

 「今日、姉妹校協定を続けるためのこのセレモニーに来られたことを、私はとてもうれしく思います。(中略)今、韓国と日本の間には、残念なことに、政治的に大きな問題があります。私は、2つの国がお互いに理解しあって、友好的にこの問題が解決され、韓国と日本が親しい間柄の国どうしになってほしいと強く願っています。この2つの先進国が手を握り合って、世界にまだまだたくさんいる貧しい国の人々を助けていくことも私の大きな願いです。そのためにも、ソウハとノートルダムという、マリア様を倣った生き方を理想とする学校同士が手を握り合い、生徒達の交流を通して、お互いに祈りを深め、奉仕の精神を高め、貧しい人々へ支援の手を差し伸べられるような子どもを育てたいと考えます。」

 そして、調印式は無事に終了しました。

 京都では原発事故の影響がないと伝えました。来年はソウハの6年生が修学旅行で本校に来てくれることを願っています。