9月27日(木)は前期の終業式が行われ、全校児童は午前で下校しました。
そんな中、先生たちはみんないそいそと体操服やらジャージやらに着替えて・・。
うん?今から教員対抗ソフトボール大会?クリーンナップはやっぱり体育専科の先生たちか?

いえいえ、この日は私たち教員の「山の家整備」の日でした。
それぞれ車に乗り分かれ、山の家のクリーンナップに向かいました。
作物を育てている畑の整備をしたり、草木を刈ったり、校舎を清掃したり。
後期に予定している山の家のプログラムの準備も入念に行います。

そんな中、一番苦労したのが巨大な「クモの巣」でした。
自然の中にある「山の家」だけに、そこに作られた「家」は頑強です。
都会の公園で見るクモの巣は大きくてもだいたい直径5,60㎝ですが
山の家にあるクモの巣は大きいもので直径2mを超えます。
そしてそれが二重三重に折り重なって作られているのです。
そんな巨大で立体的な「家」の主が、そのど真ん中に“どん”と居座っていました。

「こりゃあ、ハエやセミどころか小鳥でも身動きとれないなぁ」と、すこし腰が引き気味になりながら
そろ~りそろ~りと、校舎にかかるその「家」を解体しました。

山の家は、ほんの1カ月でも人が入らないと、すぐに自然の営みにのまれていきます。
校舎にむかう歩道も、裏山にのぼる小道も、1,2年生の畑も、足場がないほど草木が生い茂ります。
そして至るところに「クモの巣」が張られます。

そんなところだからこそ、そこで課外活動を行う楽しさがあるのではないでしょうか。
そんなところだからこそ、本当の「自然」を肌で感じることができるのではないでしょうか。

6年生は10月5日(金)、この山の家で「修養会」を行います。
自然の営みに身を委ね、神様の力強い導きを感じながら、大切な一日が送れますように・・・。


6年生担任 一柳 丞