登校日、子ども達は楽しかった夏休みの思い出とともに、自由研究や工作が入った大きな袋を大切に両腕で抱えながら、元気な笑顔で教室にやってきました。

教室に入るなり、力作の自由研究を広げて、調べてきたことを嬉しそうに報告してくれました。

子ども達の自由研究を見ていると、私自身が自由研究に取り組んでいた、小・中学校時代のことを思い出します。親が張り切って手伝ってくれたこと。イラストに描いてまとめるのが楽しくて、凝りに凝ったこと。(本来、凝るべきはそこではなかったのでしょうが…。)それを褒められて嬉しかったこと。実験がうまくいかなくて、途中で投げ出してしまった研究もありました。(ちなみに、私の一番の力作は『なぜ練乳は凍らないか』について調べた自由研究でした。)私だけではなく、大人になっても、苦労して、楽しんで、取り組んだ『夏休み自由研究』にまつわる記憶が残っている人も多いのではないでしょうか。

自分なりに考え、工夫し、調べたり、実験したりすることでわかった時の喜び、完成した時の達成感は、子ども達にとって確かな自信と学びにつながっているようです。

 

 

今日も朝から子ども達は、廊下や教室に掲示された自由研究に見入っていました。

 

3 年担任 松本 唱子