7月4日(水) 心をあたためる火
3年生たちは 先週、27~28日と28~29日の2回にわけて、2クラスずつ、1泊2日の合宿にいってきました。
これまで何度も訪れている山の家ですが、今回は、初めてのお泊り合宿ということで子ども達の期待も一入です。
「森の散策」「グループでの自由活動」「飯盒炊爨~カレー作り」と楽しい企画がいっぱいでした。
中でも、子ども達が特にたのしみにしていたのは、夜の「キャンプファイヤー」です。
一時雨も心配されましたが、なんとか天気も回復し、キャンプファイヤーをすることができました。
7時からのキャンプファイヤー。夏至をすぎたばかりの夜空はまだ明るく、みんなで、歌の練習をしてまちます。
子ども達の期待もどんどんと高まります。
そして、あたりも暗くなり、いよいよ キャンプファイヤーの灯火。
営火係がかっこよく火をつけてくれました。
最初、少しずつ大きくなる炎を見つめながら、川端先生に「火のお話」をしていただきました。
火を扱えるのは、動物の中では人間だけであること。人間に一番近い、サルも火を使うことはしない。
火は、役に立つものであるが、使い方を間違えれば、多くのものを破壊する存在であること。
火をともに囲むと、その仲間と心親しくなれるということ。
火の存在というものをあらためて考えた時間でした。
子どものころ、キャンプにいったときに、火をおこし、食事の用意をした後、マシュマロを焼いたり、
火を囲んで談笑したり、ただただ、火をみつめて、ぼーっとすごす時間はとても大切でした。
火をみつめれば、あきることなく、心一つに楽しい時間をすごせました。
火は、あたたかい思い出をつくってくれるすてきな存在でもあります。
さて、炎はどんどん大きくなります。
そんな、大切な火を囲んで、子ども達は、「もえろよもえろよ」を元気いっぱいに歌い、
練習していた「まるもり」ダンスを踊ったり
ジェンカにあわせて じゃんけんゲームをしたり、
笑顔いっぱい、元気な歌声や笑い声が山の家の森に響きました。
火は、確かに子ども達の心をぽかぽかとあたため、、
そして、みんなをひとつにしてくれました。
火とともにすごした時間は忘れられない思い出として子ども達の心にきざまれたのではないかと思います。
3年生担任 本木 千紗子