1年生が入学して、もうすぐ3ヵ月になります。

 子どもたちは、ひらがなの学習を終え、カタカナを学び始めました。また、算数ではたしざん・ひきざんの学習も始まりました。

 

 この時期、1年生の課題は、「とと☐(トトロじゃありません、『ととしかく』と読みます)」です。これは、九九のように、10までの数の合成・分解を暗記してしまうもので、1年生のこの時期に全員合格を目指して取り組んでいます。

 

 まずはお家できいてもらい、すらすら言えるようになったら担任の先生のところへやってきて聞いてもらいます。それで、休み時間になると、1年生の先生の前には、とと☐のカードをもった1年生の行列ができるのです。

「先生~、今日は5のだんきいてください。」

「はぁい、どうぞ。」

「5は0と5、5は1と4、5は2と3、5は3と2、5は4と1、5は5と0」

「オッケー!合格!」(カードにシールをはる)

「やったー!!!」

と、うまくいけばいいのですが・・・

「先生~、とと☐・・・。」

「ごめん!ちょっと職員室に用事が・・・。」

「えーーーーー!!!じゃあ、ひるやすみにぜったいきいて!」

そんなときもあります。

 また、とと☐も、

「5は0と5、5は1と4、5は2と4・・・」

「あ~、残念!もう一回練習しておいで~!」

合格をもらえないこともあります。きびしいようですが、すらすら言えなかったり、途中で間違ってしまったらやり直しです。残念そうな、くやしそうな、なんともいえない表情をうかべる子もいますが、それでも練習したら果敢にまたやってきます。

 

 分解(上記の言い方は数の分解です)が終わったら、次は合成。0と5で5、1と4で5、2と3で5・・・夏休みまでには全員合格できるようにしたいと思います。練習を聞いてくださっているご家庭にも、感謝しています。

1年担任  秋田 幸絵