5月16日(水) 「まっしろ」
1年生が入学して、1ヶ月が過ぎました。
まだまだ毎日新しいことの連続に子ども達は、 120 %のエネルギーを出しています。
朝の「おはようございます。」のあいさつはもちろん、マザーテレジア像の前でのお辞儀、お祈り、授業の発表…すべてが全力です。日直の号令に至っては、号令をかけるのがうれしすぎて、ニコニコ(ニヤニヤ?)して、なかなか「起立!」がかからないことも。
すべてが子ども達にとってはドキドキの連続です。
それを見ていると、こちらまで嬉しくニコニコ顔になりますが、同時に子ども達の前に立つ者としての責任を感じます。
ひらがなひとつ、ことばひとつ、選ぶ本ひとつ・・・。
そういえば、自分自身がふとした時に考えることで、小学校の時、宗教のシスターからお聞きした話があります。
「みんなの心のなかには、大きなバケツがあります。いいことをしたら、そこには目に見えない素敵な宝物がはいるのですよ。でも、誰かが悲しむようなことをしたら、そのバケツには穴があいて、その宝物は全部流れてしまいます。」
そのお話を聞いてから、随分長い時間が経ちましたが、今でも何かがあった時に「心のバケツ」をイメージします。
まっしろなこころとキラキラした眼差しと毎日向かいながら、子ども達の「心のバケツ」に、たくさん大切なものを入れていけるようにしたいと願っています。
1年担任 野村志歩