1年生が入学して、1ヶ月が過ぎました。

まだまだ毎日新しいことの連続に子ども達は、 120 %のエネルギーを出しています。

朝の「おはようございます。」のあいさつはもちろん、マザーテレジア像の前でのお辞儀、お祈り、授業の発表…すべてが全力です。日直の号令に至っては、号令をかけるのがうれしすぎて、ニコニコ(ニヤニヤ?)して、なかなか「起立!」がかからないことも。

すべてが子ども達にとってはドキドキの連続です。

それを見ていると、こちらまで嬉しくニコニコ顔になりますが、同時に子ども達の前に立つ者としての責任を感じます。

ひらがなひとつ、ことばひとつ、選ぶ本ひとつ・・・。

 

そういえば、自分自身がふとした時に考えることで、小学校の時、宗教のシスターからお聞きした話があります。

「みんなの心のなかには、大きなバケツがあります。いいことをしたら、そこには目に見えない素敵な宝物がはいるのですよ。でも、誰かが悲しむようなことをしたら、そのバケツには穴があいて、その宝物は全部流れてしまいます。」

そのお話を聞いてから、随分長い時間が経ちましたが、今でも何かがあった時に「心のバケツ」をイメージします。

 

まっしろなこころとキラキラした眼差しと毎日向かいながら、子ども達の「心のバケツ」に、たくさん大切なものを入れていけるようにしたいと願っています。

1年担任 野村志歩