はじめまして、今年度から1年生から4年生の宗教の時間を担当する 上林 護 です。みなさんはキリスト教の宗教の授業と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。お祈りを覚えたり、イエスさまのことやマリアさまのことを勉強したりする授業を思い浮かべると思います。確かにお祈りの言葉を覚え、イエスさまの生涯やマリアさまの愛情を知ることは大切です。しかし、キリスト教にとってもっとも大切なことは「お祈りをすること」です。お祈りとは神さまとお話しすることです。よくお祈りの作法や仕方について聞かれることが多いのですが、本当のところ、お祈りの形式や内容は特に決まっていません。母親や父親、友人と話すのに格好をつけることがないように、神さまにお話しするときも格好をつける必要はありません。「今日、こんなことがあったよ。」「今日はこんなことをがんばったよ。」と自分のありのままの姿を神さまに知っていただくことが大切です。

 神さまに格好つける宗教の時間ではなく、弱い自分や強がっている自分、そんなありのままの自分が祈りを通して神さまと対話する。そんな宗教の時間を作っていきたいと思っています。

                        1年副担任・宗教担当 上林護