6 年生の卒業まで、残り1ヶ月を過ぎました。新たなる道へ歩み出す子ども達は、今月末、学習発表会を行います。発表会の中で、幼い時の写真(だいたい2歳から6歳ぐらいまで)を使用しようと思い、前もってクラスごとに集めました。写真を見てみると、子ども達が、幼い時に比べるとずいぶん大きくなったことが分かります。

 

 それに加えて、写真を見て気づくのは、1枚1枚が、様々な場所で撮られているということです。「桜の下で撮っているもの」「遊具で遊んでいる様子を撮っているもの」「金太郎の格好をして撮っているもの」。各家庭によって、十人十色の場所がありました。そしてさらに驚いたのが、子ども達が、その写真を撮った場所をしっかり覚えていることです。

「これはどこで撮ったの?」「これは、おばあちゃんと行った遊園地」

「この建物は?」「これは、友達の家やで」

中には2歳ぐらいの時に撮った写真を、詳しく説明してくれる子もいます。

 

 たった1枚の写真ですが、その裏には、家族の思い出がぎっしり詰まっているのだなと改めて感じました。日ごろから子ども達に、卒業式は、自分のためだけでなく、たくさんの人への感謝の気持ちを表す式だと話しています。残り1ヶ月、ご両親、お世話になった先生や学校の方々に感謝しながら、毎日を送って欲しいと願っています。

 

 

     6年生担任 松谷如雪