2月8日の参観日に、3年生の学習発表会がありました。3年10組の子ども達は、音読の発表と総合学習「京都の昔ながらの良さ」をテーマにグループ発表をしました。
 音読は、声出し練習だけでなく、脳の活性化を図り、群読する面白さに気づき、クラスのまとまりを作るため、4月から継続して取り組んできました。詩、短歌、物語の群読を通じて発表しようと練習する中、子ども達は、お休みの子の部分を他の子が助けたり、抑揚をつけて楽しい読みをした子を認めたりと、仲間と共に音読を成功させようとがんばる姿が見られ嬉しく思いました。
 総合の発表は、社会科の学習でやってきた「京都調べ」の発展で、「京都の昔ながらの良さ」をテーマに取り組んできました。保護者の方々にもご協力頂き、西陣織会館でのインタビューや、八つ橋での和菓子作り、お茶の一保堂での石臼体験、琵琶湖疏水記念館への見学、さらには、京ことばの先生のお話やみやこメッセでの学習を基に学習を進めてきました。リーダーを中心に協力して一つのものを作り上げた経験は、人と共に何かをやり遂げる醍醐味を味わうチャンスであり、今後のグループ学習の基礎となるので次のようなことに目標を立てて学習しました。
 ①自分の問いを持つこと、②調べて分かったことを整理する、③問いに対する答えを加えて発表のまとめとする、④目に訴える絵や写真を利用する、⑤大きな声でゆっくり話す、⑥グループで話し合い、自分の役割を果たすなどです。

 今回の発表会が子ども達の成長を促し、調べ学習の方法や発表の仕方を高め、人と協力することの大切さに気づく機会となれば幸いです。

3年担任 北村 昌江