2月14日、4,5,6年生は狂言を鑑賞しました。

今までにも本校で何度も狂言を上演してくださっている茂山千五郎家の方々が今年も来てくださいました。4,5,6年生がNDホールに集まり、鑑賞会に参加しました。
(子ども達はインフルエンザ、風邪の予防のため、全員がマスクをしてホールに入りました。)

歴史ある古典芸能である「狂言」に親しむ機会を持てることに感謝して、鑑賞会が始まりました。
はじめに、狂言とはどのようなものかをお話しくださいました。狂言の話し方や笑い方を見せてくださり、大道具が何もなくても、せりふを聞いて想像しながら見るのだということを教えてくださいました。

いよいよ狂言の始まりです。

「柿山伏(かきやまぶし)」 かけだしの山伏(山で修行する僧)がお腹がすいて柿を無断でとって食べます。それを見た畑主は山伏をこらしめようとしてわざと「あれは烏か」「猿か」と言い、山伏は物まねをしてごまかしますが・・・。

「附子(ぶす)」 主人が留守の間、太郎冠者と次郎冠者は「附子」という毒が入っていると言われた桶が気になってしかたありません。実は、それはおいしい砂糖で、二人は全部食べてしまいました。その言い訳のためにわざと主人の大事なものをこわして、「附子」を食べたが死に切れなかったと泣きながら主人に報告をします・・・。

はじめは狂言とは難しいものだという先入観を持っていた子ども達も、狂言のおもしろさにふれることができ、 二つの演目を笑いながら楽しんで鑑賞しました。

最後に、6年生の代表児童が感想を述べ、お礼のあいさつをしました。

伝統文化に親しむことができた、楽しいひとときでした。