5年生総合・平和学習発表会

このNDダイアリーでも、紹介してきた5年生総合・平和学習。その学びの集大成として、去る11月25日(金)本校NDホールにて、「平和学習発表会」を行いました。

テーマは「火の鳥」。

その血を飲むと「不老不死」になることから、人間の欲望の象徴のようになってしまった「火の鳥」。
立命館国際平和ミュージアムの玄関ホールの吹き抜けの壁に大きく描かれた「火の鳥」は、とてもインパクトがありました。ここでの学びから、実質スタートした平和学習です。その「火の鳥」をメインキャラクターに設定することにしました。
学習発表会は、この「火の鳥」とそれを追う「六人の男たち」が歴史をたどります。
日本の古代「ムラの争い」から、二度の世界大戦にいたるまでの争いの歴史、戦後の平和実現に向けての努力と変化、そして、戦争がなくても「平和」と言い切れない現在の状況の原因としての「貧困」「格差」「差別」を取り上げました。劇あり、群読あり、調べ発表あり、歌・合唱あり(手話つきもあり)と盛りだくさんでした。

子ども達は25日の発表に向けて、本当によく頑張ったと思います。
担任団としては、こんなに盛りだくさんの内容をこなせるだろうか…と心配になったこともありましたが、子ども達は「やりたい!」という意欲いっぱいで、当日までの学習やまとめ、練習や準備を行い、本番、本当に立派にやりきったと思います。

終盤、子ども達の頑張りを見て、子ども達の勢いに押されて、担任団の私達も「何かやろう!」ということになり、ラストの曲「Happy  Xmas」の演奏をやることになりました。ピアノやギターが弾ける者はその得意な楽器を、ライト担当の者は、片手にライト、片手に鈴などの楽器を持ち、子ども達と共に演奏しました。

音楽担当の先生方と比べると、もちろんうまくは演奏できませんでしたが、それでも、子ども達と一体感を感じることのできた私達は幸せです。私達をその気にさせてくれた子ども達に感心・感服・感謝です。

本校5年生は、夏の遠泳合宿を経て、学年のつながり・チームワーク・協力を強く意識してきました。この平和学習発表でも、また、遠泳と同様に、でもまた違った形で、クラス・学年のつながり・チームワーク・協力を強く感じる機会となりました。

この経験が、来年、小学校最終学年、また、その先の子ども達の杖の一つになりますように。

最後に、遠泳合宿やスポーツフェスティバルⅡ、そしてこの学習発表会でも行った、5年生の「い・つ・もの掛け声・平和学習バージョン」を皆さんにご紹介します。

 「がんばろう日本!ひとつになろう 5年生!ひとつにしよう この世界を!!」

 

 

5年生担任・田島 美穂