「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいる。」

                                                                    (マタイ 18 20

 

「先生、見て。持って来たよ。」「どうやって持つの?」「どうやってお祈りするの?」

「袋、お母さんが作ってくれはった。」

きらきら光るロザリオを数珠のように手にかけてみたり、ブレスレットのように腕に巻きつけてみたり、早くお祈りがしたくてたまらない1年生の様子はとても可愛らしく微笑ましいです。「お祈りは好きですか?」と尋ねると「大好き。」と答えてくれます。

 

「今月は、祈りの月だから大震災で亡くなられた方や行方不明の人のために祈りたいです。」「ひいおばあちゃんが入院しているので、早く良くなるように毎日お祈りをする。」「クラスのみんなが仲良くできるように優しい気持ちで心を込めてお祈りをする。」( 3 年生の児童の今月の目標より。)

 

得てして自分のことで心が一杯になってしまう私たちですが、お休みをしているお友達のために、病気のおばあちゃん・おじいちゃんのために、震災に遭われた人のために、世界の貧しい人のためにお祈りをすることができます。私たち人間は人のために心を使うことができる素晴らしい力を神様にいただいているのです。神様は私たち人間がお互いに愛し合い、助け合い一つになることを望んでおられます。

 

神様、全校児童と教職員が心を合わせて祈ります。どうぞ私たちの祈りを聞き入れてください。

 

 

 

 

宗教専科 行田孝子