「私には夢がある。」というとキング牧師のようですが、自分にもこれに近いコメントを述べる機会がありました。

 

 始業日の放課後、ディスカバリー・アメリカコースのふり返りの集いでのことです。参加してくれた子たちはもちろん、保護者の方々にもお越しいただいて、1時間あまり話し合いを持つことができました。

 子どもたちからは、実際に行って感じた日本とアメリカの違いなど、アメリカに行った感想を発表してもらいました。「ホームステイの人たちがとても親切にして下さった。」「もっと英語を話せるようになりたい。」など、感謝の言葉やこれからの目標が出てきたのは、私もとても嬉しかったです。思わず自分の口からも、予定外の「夢」発言が、このとき飛び出しました。

 

「アメリカコースも始まって6年が経ちました。毎年ベルヴィル(イリノイ州セントルイス近郊)ではホームステイを受け入れていただいて、本当によくしていただいています。参加者の皆さんには、ぜひ英語力をつけてもらって、将来向こうの方が日本に留学してこられたら、ぜひ皆さんがホストファミリーになって、おもてなしをしてあげてほしいです。」

 

 毎回、ディスカバリーで初めて子どもだけで海外に出しました、というご家庭がたくさんあります。日本人だけでなく、いえそれ以上に、アメリカの方にとっては国外に子どもを出すのは、思い切りが必要なことのようです。アメリカのホストファミリーからの日本留学は、まだ、実現していません。でも、今回のディスカバリーをご縁に、今後もご家族同士で交流が進めば、学校行事ではなくとも、必ずやこの夢は実現するのではないでしょうか。

そんな期待を抱かせる、すてきなディスカバリーになりました。

 

関わってくださった皆々様、本当にありがとうございました…

(ベルヴィル、クイーン・オブ・ピース校聖堂にて。ホストファミリーの皆さんと)

遠藤 克哉