7 14 日に国語の研究授業を行いました。対象は 3 年生の子ども達です。日ごろから、聞く態度の育成に取り組んでいますが、国語の学習で「よい聞き手になろう」という単元がありましたので、それを生かして、聞き方上手になるコツを学習させたいと考えました。

3 年生の聞くポイントは、聞く態度である「人の話は黙って、目を見て、最後まで、うなずきながら、聞き取ろう」を意識すること、話し手の言いたいことを「○○が言いたいのですね。」と反復すること、自分の考えと比較して質問をすることです。これらができるよう、朝の会での発表や学級会、各教科の発表会などで活用し定着させようと考えています。

話し手の言いたいことを反復するのは、本校独自の視点です。ねらいは、聞き手が要点を聞き取っているかの確認ができることで、話し手に自分の思いが伝わった手ごたえを感じさせ、相手に受け入れられたという感覚を持たせることにあります。このことにより共感的な雰囲気がクラスに醸成され、構えずに自分の思いが出し合える環境作りを行うことができます。

聞く力は、コミュニケーションの土台です。聞くことで、相手を理解し、情報を収集し、分析して考えをまとめ、判断をすることができます。聞く子は、よく物を考え判断することができるようになります。本校では、「聞く子は育つ」をモットーに今日も授業を行っています。

 

 3年担任   北村 昌江