7月2日、土曜休日を利用して、遠泳本番に向けた最後の特訓がプールで行われました。

可動床を最深の 155 センチに設定し、隊列泳ぎの訓練をします。教師全員だけでなく、伴泳のお手伝いをしてくださる体育サークルの保護者の方々と卒業生の面々も駆けつけ、本番さながらの 特訓です。

 

8時半からは、Aグループの91人が集まりました。A1とA2に分かれ、それぞれ 30 分間、 25 分間を落伍者なしに泳ぎ切りました。

 

 

プールサイドに沿って泳ぐロの字型から、途中でS字型に変えます。これは、泳ぐコースを変えることで、水流に変化を与え、抵抗をつくります。それが子ども達にとって負荷となり、潮や風のある海での遠泳に向けた、有効な練習となるのです。

 

 

 

 

10 時半からの後半はB・Cグループの番で合計66人が特訓に参加し、それぞれ25分と20分の時間に挑みました。

  

 

決められた時間を泳ぎきってプールに上がってくる子ども達の表情に充実感がありました。

 

  

 

プールサイドに並んだ命札は、遠泳から上がったら外して持つことで、無事に退水したというサインとなります。一つひとつに刻まれた文字からは、遠泳に賭ける5年生の意気込みがひしひしと伝わってきます。

 

 

三重県志摩市浜島の大矢浜海岸に並んだこの命札がすべて取り外された時、準備から長きにわたった遠泳は、限りない心の成長を5年生に与えて終了します。その幕引きの時まで、あと1週間となりました。