毎年6年生は組体操を行います。4月から練習を始めています。スポーツフェスティバルは5月28日(土)に行う予定でしたが、今年度はあいにくの雨により順延が続いています。今日現在で6月3日(金)が実施予定となっているので、是非ともこれ以上延びず、天気がいい状態で本番を迎えられればと願うばかりです。

 組体操の内容は、技の構成は1人技から、2人技、3人技、5人技と続き、6人以上の技と移っていきます。今年は1つ1つの技がしっかりと出来ていたので、4段ピラミッド、ロケット、3段タワーなど、難しい技にもたくさん取り組んでいます。どんなことをするか、当日是非見に来ていただければと思います。

 練習当初はなかなか倒立が出来なかったり、息があわず技が完成しなかったりと、本当に当日までに間に合うのかとハラハラしましたが、本番に近づくにつれ目の色が変わり、絶対に成功させてやる!という強い気持ちが伝わってくるようになりました。

 グラウンドで練習しだした際は、小石が膝に食い込んで痛いだとか、技に失敗したときに背中を地面にぶつけて痛いという児童がたくさんいました。しかし、最近の練習では、たとえ失敗してしまっても一言も痛いといわず、じっと我慢する姿を見て心が成長したと感じています。

 体育は、体を動かして体を強くするだけでなく、心も同時に鍛えられるのだと改めて感じました。

 私自身も小学校で行った組体操で三点倒立が出来なくて悔しい思いをしたことを今でも覚えています。

 一生懸命取り組んだことは、月日がたっても記憶に残るものです。本番では、全部成功して良い思い出になることもあれば、私のように悔しい思い出が残ることがあるかもしれません。しかし、6年生には最後のスポーツフェスティバルが何歳になっても思い出せるものになることを祈ります。

6年生 副担任 体育部 中藪大意樹