前期も今日で最後の日となりました。
 本校父母の会文化委員会には6つのサークルがあります。どのサークルも和気あいあいで、活発な活動ぶりの前期でした。そのうちのひとつ、図書サークルの「お話を聞く会」の活動を紹介します。
 「お話を聞く会」は朝読書の時間に教室で、またはリフレッシュタイムに図書館でおこなわれます。図書館では、閲覧用の大型テーブル6台を廊下に出して、子ども達ができるだけたくさん入れる舞台設定となっています。7月は図書館で2度読み聞かせをしてくださいましたが、6日の『天狗と河童とかみなりどん』は、283人の入りという盛況でした。

 上の写真は、7月12日、高学年を対象におこなわれた『耳なし芳一』の読み聞かせの様子です。時代背景の知識や物語内容を考えると、もっとも参加者にふさわしいのが6年生です。その6年生は半数もの子ども達が集まって、プロはだしの読み語りに聞き入っていました。雰囲気づくりも抜群で、入口には暗幕をはり、窓のカーテンを閉め、ローソクに火をともして怪談の舞台らしさが演出されていました。夏休み前とはいえこの日も暑く、子ども達には納涼のリフレッシュタイムとなったことでしょう。

 さて、おととい(28日)の出し物は、『ばけものつかい』でした。図書館で2時間目終了のチャイムを聞くと、あっという間に図書館が子ども達でうまりました。この日も大入り満員です。

 「お話を聞く会」は、名前どおりの、単なる読み聞かせや紙芝居ではありません。役者が登場し、大道具・小道具が使われるというひとつの劇です。それゆえに子ども達が毎回、たくさん押し寄せるのです。この日も、「ばけものつかい」だけでなく、「ひとつ目小僧」と「ろくろ首」が子ども達をわかせました。

 この日の出し物も、子ども達の視線が一点に注がれ続けるできばえでした。大きな拍手のうちに前期最後の「お話を聞く会」が終わりました。

 図書サークルにはおよそ50人のお母様方がいらっしゃいます。「お話を聞く会」は、有志のメンバーにより、毎月一度、おこなわれているそうです。「準備も大変ですが、子ども達の喜ぶ顔がうれしい」とサークル代表のお言葉でした。28日は、学校訪問のお客様もご覧になりましたが、ノートルダムパワーに圧倒されていました。
 図書サークルの皆様、後期も、子ども達を楽しませ、読書の世界へさらに深く入り込ませるお手伝いをどうぞよろしくお願いいたします。