6 年生は毎年この時期に、修養会を行います。修養会の目的は、沈黙のうちに、自分の内面と向き合い、小学校生活や自分自身について振り返りを行うことです。今年は一場修神父様に指導をお願いしました。

まず、神父さまからお話を伺いました。「自由とは何か」という少し難しい内容でした が、みんな熱心に聞き入っていました。

 

神父様のお話を受けて、小グループでの分かち合いを行いました。話し合いの中で「自分自身が何でもできることが自由なのではなく、もっと深いものだと感じました」との意見が出てきました。子どもたちは、課題と向き合い、一生懸命に考えていました。

 
 

 

 午後も神父様からお話を伺いました。午前中の内容を深めたものでした。

 

 

 午後の振り返りの前に、各クラス外に出て神父様のお話を個人個人でまとめました。秋らしい涼しい風が吹いていました。

 

 

 午後の振り返りは、午前中の分で慣れたのか、活発に意見を交わす姿が見て取れました。先生達も熱心に子どもたちの意見に耳を傾けていました。

 

 

 夕方、学校に戻りました。修養会の締めくくりは「みことばの祭儀」です。6年生だけでなく、保護者の方々そして教員全員が参加しました。自分を見つめるために「沈黙」を守ることが、朝から6年生に求められました。みことばの祭儀も、引き続きその沈黙の中で、おごそかに進められました。

 

 

 神父様は、山の家でお話になった「自由」について、まとめをしてくださいました。共同祈願の中で、各クラスから2人の代表が 自由についての学びを祈りのことばとして発表しました。

 

 

 

 按手(あんしゅ)の儀式に移りました。按手とは、神父様の手を通して、神様から祝福をいただくというものです。「祝福がありますように」ということばを添えて、神父様が6年生全員に按手をしてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 修養会での学びといただいた祝福が、6年生を強め、残すところ半年となったノートルダム学院小学校での学校生活を、自分たちで有意義なものとする力を与えますように。