読売新聞社が主催する第59回読売教育賞の外国語教育部門で、行田隆一教頭が最優秀賞を受賞しました。受賞教育論文のタイトルは「小学生の学習意欲を引き出し定着へと導くための英語学習ゲーム-先端的な学習機器上でのオリジナル教材の活用-」です。
 受賞者の手記を紹介します。

 英語に限らず、そして今も昔も、学習ゲームは児童にとって魅力的な教材です。
 今回の実践報告は、オリジナルの学習ゲームをコンピュータ上に画像として提示し、アニメーションをかけて視覚性を高めることによって、児童の学習に対する意欲をさらに引き出し、英語の知識を定着させるという内容のものです。ノートルダムイングリッシュが目指してきた、「楽しい、わかる、身につく授業」というモットーを、学習ゲームを中核として実践する中で、ゲームのねらいを「単語」「慣用句」「文法・文型」「インプット・アウトプット」「発音」という5つのテーマに分類し論文にまとめました。
 学習者がなければ実践はできません。ですから、ゲームを楽しみ、学習に集中して英語力を身につけた本校児童のがんばりがあってこその受賞です。喜びを子どもたちと分かち合いたいですね。
 また、この学習ゲームの汎用性は高いと思います。ノートルダムの子どもたちに喜ばれ、使い続けられてきた学習ゲームは、どの小学校の子どもたちにも教材として使ってもらえるでしょう。現在、「町教育推進アドバイザー」をさせていただいている北海道檜山郡厚沢部町の小学校にもこのオリジナル学習ゲームを紹介しています。
 本校英語教育のもうひとつのモットーは「一定の語彙・慣用句・自己表現を含んだ定型文をできるだけ正しい発音で身につけさせる」です。そのため、「ノートルダムイングリッシュテスト(NDET)」というオーラルの検定試験を実施して定着度を測ったり、「音のしりとりメソッド」という発音矯正法を創り、指導してきました。
 受賞を励みに、これからも先端的な学習機器を使ったオリジナル教材や指導法を生み出して行きたいです。


この受賞に関する記事が読売新聞に掲載されました。読売新聞社の許可を得て記事を転載します。

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